SEMINAR セミナー

2020.12.8

「ワークプレースにおけるWELL-BEINGを実現するバイオフィリックデザイン・オフィスとは」開催レポート

「ワークプレースにおけるWELL-BEINGを実現するバイオフィリックデザイン・オフィスとは」開催レポート

株式会社パソナ日本総務部(以下、当社)は2020年10月30日に、労働環境改善フェアセミナー2020(主催:防犯防災総合展実行委員会・一般財団法人大阪国際経済振興センター・テレビ大阪)に参加しました。
本セミナーでは、当社執行役員 事業推進・支援本部長(兼)COMORE BIZ推進部長 下村卓爾が講演を行いました。

講演「ワークプレースにおけるWELL-BEINGを実現するバイオフィリックデザイン・オフィスとは」サマリー:
株式会社パソナ日本総務部
執行役員 事業推進・支援本部長(兼)COMORE BIZ推進部長 下村卓爾

新たな日常「ニューノーマル」という言葉が浸透しています。従来、ワークプレースは職場を指すことが多くありました。しかし、ニューノーマル下においては、ワークプレースは職場や会社だけでなく、コワーキングスペースやサテライトオフィス・自宅など「仕事をする全ての場所」として広い意味で捉えられるようになりました。

昨今、場所の変化と働き方改革により、ワークプレースが変化しています。
昔のオフィスでは、島型対向で机が向かい合っているレイアウトが一般的でしたが、ここ数年では、コミュニケーションがクリエイティブな発想を生み出すためにも重要視され、フリーアドレスなどを導入している会社が多くあります。会社の想いや、場所と時代の変化に伴い、ワークプレースが変化しています。

世の中の企業の動きとしては、オフィス面積を削減する企業やシェアオフィス・サテライトオフィスを活用する企業など様々であります。多様化する働き方・職場環境においても、ウェルネス勘案したワークプレースが必要であると考えており、これに対するソリューションを提供していきたいと思っています。

「ワークプレースにおけるWELL-BEINGを実現するバイオフィリックデザイン・オフィスとは」開催レポート

WHO憲章では「健康」について「肉体的・精神的・社会的にもすべてが満たされた状態にあること」と定義しています。ウェルネスな環境とは、この考え方に照らし合わせると、幸福度の高い環境であると考えられます。

当社では、健康経営ソリューション『コモレビズ』を2017年6月から立ち上げ、展開しています。立ち上げ当初は、オフィスを対象にしていましたが、現在ではワークプレース全般を対象とし、「人が働く環境を快適にする」ことを目的に、サービスを展開しています。

コモレビズではバイオフィリア(自然愛)仮説を用いたバイオフィリックデザインを提案しています。この仮説は1980年代にエドワード・ウィルソンが「人間には生まれ持って自然とつながりを求める本能がある」と提唱した考え方に基づきます。

私は9月より大阪から淡路島へ赴任し(※1)、朝の日課として毎朝海辺を散歩していますが、“自然とのつながり”を体感しています。働く場所の分散化が進む中でも、働く人々全てが自然の中で仕事できないことから考えると、“自然”を都市生活へ移植することの必要性を改めて感じています。

ロバートソン・クーパー社「ヒューマン・スペース」の調査によると、自然要素のあるバイオフィリックデザイン・オフィスで働いた人はそうでない人より、幸福度と創造性が15%、生産性が6%高いという結果が出ています。幸福度への寄与は、ウェルビーイングな生き方につながるものであると考えています。

コモレビズはストレス軽減効果のエビデンスと、効果を最大化する空間デザイン、そして導入後の効果の見える化の3つの特徴で、働く人々のウェルビーイングに貢献しています。

「ワークプレースにおけるWELL-BEINGを実現するバイオフィリックデザイン・オフィスとは」開催レポート

2020年11月、関西で初めてコモレビズを取り入れたコワーキングスペース『TOMO~NI』(※2)がオープンしました。

オフィス・サテライト・在宅勤務など、働く場所の多様化が進んでいます。バイオフィリックデザインを活用した健康経営ソリューション『コモレビズ』は今後も、多方面に及ぶお客様のご要望にお応えしていきます。

※1 2020年9月1日ニュースリリース「パソナグループ 本社機能を分散、淡路島に移転開始」
※2 TOMO~NI公式WEBサイト https://www.tomo-ni.com/


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