BPOコンサルティングとは?一般的なコンサルとの違いや導入メリットをご紹介

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2023年08月10日 配信
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BPOコンサルティングとは?一般的なコンサルとの違いや導入メリットをご紹介

BPOコンサルティングとは?一般的なコンサルとの違いや導入メリットをご紹介
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働き方改革の推進や競争力強化のために、生産性向上をはかることは多くの企業の課題となっています。その一手としてノンコア業務の効率化が有効で、中でもバックオフィスのアウトソーシングなどさまざまな課題解決方法を提案する「BPOコンサルティング」が注目を集めています。
今回は、BPOコンサルティングの役割や依頼先の選び方などをご紹介します。

BPOコンサルティングとは

BPOコンサルティングとは「企業の業務プロセスにおける課題を解決するためのコンサルティング」です。主に、ノンコア業務と呼ばれるバックオフィス業務、専門性が必要なデジタル関連業務といったものがBPOコンサルティングの対象です。

そもそもBPOは「Business Process Outsourcing」の略で、「業務プロセスのアウトソーシング」と訳されます。アウトソーシング活用などの方法で業務プロセスを最適化し、生産性の低さやコスト増加、人材不足といった課題を解決するための提案を行うことが、BPOコンサルティングの役割です。

BPOコンサルティングによってノンコア業務を最適化すると、自社人材のリソースをコア業務に集中させることができるようになります。また、専門性の高いアウトソーシング会社と連携すれば、ノウハウの習得や業務品質の改善もできます。
こういったことから、BPOコンサルティングは企業の競争力を高めるために有効な手段のひとつだといえるでしょう。

BPOコンサルティングと一般的なコンサルティングの違い

BPOコンサルティングと一般的なコンサルティングでは、支援対象とする業務範囲や内容が異なります。一般的なコンサルティングは企業の経営課題を分析し解決策の提案や実行支援、経営戦略の策定、組織改革のサポートなどの企業経営に関するコンサルティングを行います。

一方でBPOコンサルティングは、主にバックオフィス業務やIT業務などのノンコア業務の改善策の提案や実務の実行支援までを主な業務とします。

BPOコンサル導入のメリット3選

BPOコンサルティングを導入すると、課題解決の実現以外にもさまざまなメリットがあります。ここでは、主なメリットを3つご紹介します。

他業界の視点から見ることができる

BPOコンサルティングを担う業者は、総務や人事といったバックオフィス業務における専門性を持っています。さらに、多種多様な業界の企業におけるバックオフィス業務のコンサルティング経験から、さまざまなノウハウも蓄積しているでしょう。
日々行っている業務プロセスの課題を社内のメンバーだけで分析する場合、視野が狭くなってしまうケースも少なくありません。そこでBPOコンサルティングを導入すれば、そのノウハウにより新たな視点を取り入れることができるでしょう。

最新の技術を取り入れられる

BPOコンサルティングの導入メリットには、その業務遂行に関する最新技術を取り入れられる可能性も挙げられます。
例えば、さまざまなデータを取り扱うような業務であれば、AIやRPAといった最新テクノロジーを取り入れた業務改善策が見込めます。他にも、経理業務などの場合は、度重なる法改正への対応も適宜行われます。

最新技術を取り入れて業務プロセスの改善をはかろうとしても、その業務担当者に最新技術への知識が不足する場合もあるでしょう。担当者においても「常に専門知識をアップグレードしなければならない」という大きなストレスがかかる恐れがあります。
BPOコンサルティングを活用すれば、その業務に最適な最新技術などをアドバイスしてくれるため、企業は効率よく最適化をはかることが可能になります。

コンサル期間が終わっても業務に活かせる

自社の業務プロセス改善に第三者であるBPOコンサルティングが携わることは、コンサル契約期間終了後の業務にも影響を与えます。

まず、BPOコンサルティングによって自社の課題の根本原因が洗い出されるため、契約終了後に再びその課題が生じた時にも自社の力で対策を講じやすくなります。
またコンサルの結果、BPOアウトソーシングを導入した場合は、アウトソーシング会社での業務遂行にコンサルによる改善策が生かされるため、スムーズな業務効率向上が実現するでしょう。

このように、BPOコンサルティングによる抜本的な業務改革には、長期にわたる効果が期待できると言えます。

BPOコンサルの効果を高める行動

BPOコンサルティングとは?一般的なコンサルとの違いや導入メリットをご紹介

ここでは、どのようにすればBPOコンサルティングの効果を高めることができるのかについてご紹介します。

コンサルタントと活発にコミュニケーションを取る

高い効果を期待するのであれば、業務調査を行う担当コンサルタントとのコミュニケーションを密に行うことが大切です。

BPOコンサルティングでは、コンサル対象業務の全体像を把握するために、コンサルタントがその業務に関わるメンバーへ業務内容ヒアリングを行うのが一般的です。この時、メンバーによって提供する情報量に違いがあったり、不足があったりすると全体像の把握が難しくなる恐れがあります。
できるだけコンサルタントとコミュニケーションを図り、漏れなく情報を提供することが必要でしょう。

導入効果を定期的に振り返る

BPOコンサルティングにより導かれた業務改善策を、引き続き自社のメンバーで実行する場合や、BPOアウトソーシングの専門業者に業務委託する場合もあるでしょう。
いずれの場合においても、業務改善策をしっかりと実行できているかを定期的に振り返り、さらに改善を重ねていくことで効果の最大化が見込めます。
ポイントは、評価の指標となるKPIを定めてPDCAを回すことです。KPIという現実的に挑戦できる指標を超えていくようアプローチすることで、さらなる成果も目指せるでしょう。

BPOコンサルの相場費用

BPOコンサルティングのサービス形態は、企業の課題に応じたオーダーメード型サービスとなるため、コンサル対象となる業務範囲や量によって料金は大幅に異なります。
自社の業務の、どの部分をコンサルティング対象とするかをある程度明確にしたうえで、BPOコンサルティング業者に見積もりを依頼することをおすすめします。

BPOコンサルティング会社を選ぶポイント

BPOコンサルティングを依頼する場合、どのような会社を選べばいいのでしょうか。ここでは、選び方のポイントを3つご紹介します。

コストパフォーマンスの高さ

予算がないからといって安価な会社に依頼をすると、思うような結果を得ることが難しい場合があります。
BPOコンサルティングは、調査に長い期間を費やせば有益な結果が出るものとは限りません。しかしあまりにも短期間の調査では、コンサル対象業務の内容を把握し、根本となる課題は何かを導き出すことが難しくなりがちです。金額の高低差だけでなく、コストパフォーマンスが高い結果を導けそうな実績のある会社に依頼することも検討しましょう。

情報セキュリティの適正性

BPOコンサルティングに依頼する内容の多くは、会社の総務や人事、経理業務などのバックオフィス業務です。個人情報や業績など、企業機密を含む情報を共有することも考えられます。

そのため、BPOコンサルティング会社を選ぶ時には、情報セキュリティに対する取り組みが適正かを事前にチェックしておき、信頼のおける会社に依頼することが重要です。

過去の業務実績

過去の業務実績を見ることで、そのBPOコンサル会社の実力や他企業からの評価を確認できます。さらに、コンサル調査対象となる部門の業務に精通しているかどうかも、BPOコンサルティング会社を選ぶ重要な判断材料になります。

まとめ

BPOコンサルティングとは?一般的なコンサルとの違いや導入メリットをご紹介

自社のノンコア業務の最適化を期待できるBPOコンサルティングでは、業務品質の向上や自社のノウハウの蓄積といった効果だけでなく、企業の競争力強化も見込めるでしょう。
パソナ日本総務部では、総務BPOサービスと共に、「業務量調査・業務見える化サービス」を提供しています。パナソニックグループの総務業務を30年以上担ってきたことによる経験とノウハウを駆使し、多岐にわたる総務業務を分析し課題解決を目指します。さらに、総務業務を効率化するシステムや教育研修プログラムによるバックアップなども可能ですので、ぜひ導入を検討してみてください。

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パソナ日本総務部が考えるBPO(業務委託)とは、一般的な「業務整理」だけではなく、企業の未来を実現するための「業務改善」を指します。時には、「業務改革」と呼べるような劇的な変化をもたらすこともあります。
そのために必要な人材が、設計を行うコンサルタントと、それを実現するプロジェクトマネージャーです。多面的な知識を有したコンサルタント陣が、経営陣へのヒアリングなどを通して現状を把握。綿密な分析を経て、それぞれのコア・ノンコア領域を整理し、BPOの設計を行っていきます。
その後、プロジェクトマネージャーが、コンサルタントの設計を実現すべく、業務の再現性などを考慮しながら、BPOを実現していきます。

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