CGを活用してカタログ用の製品写真をもっと簡単に作成してみませんか?
CGを活用してカタログ用の製品写真をもっと簡単に作成してみませんか?
カタログには、製品の魅力や仕様を消費者に伝える役割があります。そのため、文章はもちろん、写真にもこだわることが重要です。
今回は、カタログにおける製品写真の重要性から、カタログに載せるべきわかりやすい製品写真の特徴、CGで製品写真を作るメリットなどについてご紹介します。あわせて、パソナ日本総務部のサービス「3DCG制作」もご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
カタログの製品写真の質が売上を左右する?!
カタログの製品写真は、売上を左右する重要な要素と言えます。なぜなら、消費者が製品を購入するかどうかの判断には、製品写真の良し悪しが大きな影響を与えるからです。
実際に製品を見たり触ったりしてもらえない場合も多いため、写真で製品の魅力をどれだけ伝えられるかが鍵となります。
たとえば、雑に撮影した製品写真をカタログに載せた場合、製品の魅力がきちんと伝わらず、消費者の購買意欲を高めることはできません。仮に購入してもらえたとしても「思っていたのと違う」と返品されてしまうリスクもあります。これでは満足な売上にはつながりません。
カタログで安定して売上を確保するには、形やサイズ、色、質感など本来なら自分の目や手で確かめる要素を、写真を通して伝えることが大切です。そのため、なるべく魅力的で高品質な写真を掲載する必要があります。
カタログに載せるべき“わかりやすい製品写真”とは?
では、カタログには具体的にどのような製品写真を載せれば良いのでしょうか。以下で、わかりやすい製品写真の特徴をご紹介します。
実際のサイズ感・質感がわかる写真
カタログには製品詳細としてサイズを記載するのが一般的です。しかし、◯cmと具体的な数字を記載しても、消費者が実寸をパッとイメージすることはなかなかできません。そのため、カタログにはなるべく実際のサイズ感がわかるような製品写真を掲載することが重要です。
たとえば、電子レンジのカタログなら「5合炊きの炊飯器の横に置いた写真」「一人暮らし向け冷蔵庫の上に置いた写真」などがあると良いでしょう。ほかのアイテムとサイズを比較できる写真にすることで、消費者が大体のサイズ感をイメージしやすくなります。
サイズ感と同様に、質感に関しても文章だけでは伝わりづらいため、光沢がある質感、反対にマットな質感などがわかるような写真を載せると良いでしょう。
さまざまな角度から撮影した写真
カタログに載せる製品写真は、その製品の魅力が伝わり、かつどこがどうなっているのかまで正確に伝わるものでなくてはなりません。そのため、ひとつの方向から撮影するのではなく、前・後ろ・左・右はもちろん、斜め上・斜め下など、さまざまな角度から撮影した写真を掲載するようにしましょう。そうすることで、消費者に製品の全体像や細かな特徴が伝わりやすくなります。
内部構造までわかる写真
炊飯器や掃除機などの家電製品のカタログに多い、内部構造までわかる写真。これもわかりやすい製品写真のひとつで、どのような技術が使われているか、どのような特徴的な機能があるかなどを消費者に伝えることができます。サイズ感同様、文字だけではなかなかイメージしづらい要素なので、可能であればカタログには内部構造までわかる写真も掲載したほうが良いでしょう。
CGで製品写真を作るメリット
製品写真は「実物をカメラで撮る」という方法で用意するのが一般的ですが、カメラ撮影からCGに変更することで、CGならではのメリットを得ることができます。
スタジオ確保が不要。製品の運搬の手間が省ける
第一に、スタジオを確保する必要がなく、製品運送の手間を大幅に省けます。
そもそもCGで製品写真を作る場合、主にシステム(パソコン)で作業します。つまり、製品のサイズ感や質感がわかるデータとパソコンさえあれば、どこでも作成できるということです。
仮に、カタログに掲載したい製品が冷蔵庫や洗濯機などの大型家電の場合、撮影スタジオに運送するまでに多大な時間と労力を必要とします。もしカタログに建築物の写真を掲載したい場合は、そもそもスタジオでの撮影ができません。現地で撮影するにしても一方向からしか撮れないでしょう。
CGなら、スタジオへの運搬が困難な製品をさまざまな角度から捉え、写真として残せるため、上述したような撮影が困難なケースでもスムーズに製品写真を作成できます。
構図を変えたカットを後から追加で簡単に作成可能
カメラ撮影の場合、高品質な写真を撮るためにスタジオを借りたり、各種機材を用意したりする必要があります。この手間を一度で済ませるため、カメラ撮影は1日~数日で終わらせるのが一般的です。
しかし、ときには「この構図からのカットもほしい」などと、再度撮影が必要になることもあります。この場合、再びスタジオと各種機材を用意しなければなりません。
その点、CGなら上述のとおり、製品のサイズ感や質感がわかるデータさえあれば作成可能なので、後から構図を変えたカットが必要になっても簡単に対応できます。スタジオや各種機材を再度用意する手間がないのは、CGならではのメリットと言えるでしょう。
機能訴求用画像やCG動画への活用も可能
先ほど、カタログに載せるべき“わかりやすい製品写真”として内部構造までわかる写真をご紹介しましたが、製品によってはカメラ撮影が困難なこともあります。
たとえば、洗濯機の内部構造を撮ろうにも稼働させると水が流れるため、カメラをはじめとする精密機器を近づけるのはリスクがあるでしょう。
その点、CGなら内部の構造を透かして見せるなど、カメラ撮影では難しい表現も実現できます。また、完成した写真は機能訴求用画像やCG動画にも活用でき、その汎用性の高さはCGならではと言えるでしょう。
CGで製品写真を作る際に必要なものは?
CGで製品写真を作る際は、一般的に以下のデータや資料が必要です。
製品の3Dデータ、版下などの資料
CGで製品写真を作る場合、その製品の3Dデータや版下が必要になります。依頼先から提出を求められることが多いため、事前に用意しておきましょう。
色や質感などの参考資料
製品の色や質感は、CGで製品写真を作るうえで必要な情報のひとつです。クオリティに関わってくるため、簡単に持ち運べる製品であれば実物を提出する、持ち運びが困難なら参考資料を必ず提出しましょう。
3Dデータがない部品はモデリングで作成可能
製品の3Dデータがない場合は、製品を上下左右から捉えた写真を提出しましょう。その写真をもとにモデリングしてもらうことで、CGを作成してもらえる場合があります。
「3DCG制作」では3Dデータから製品写真が作成可能です!
「製品のサイズが大きく、スタジオへの運搬が困難」「内部構造のカメラ撮影が難しい」という場合は、パソナ日本総務部の「3DCG制作」をぜひご利用ください。
3DCG制作は、写真や動画の撮影が難しい製品や架空の建造物などを、3DCGのイラスト・動画で制作するサービスです。モデリングからアニメーション制作、エフェクトやBGM・効果音の編集まで網羅的に対応します。
3DCG制作の強みは、「まだ想像段階の製品も具体的な形として表現できる」「内部構造を断面や透視で簡単に見せられる」「水や熱などの動きを加えることで、機能や仕組みをよりわかりやすく表現できる」の3点です。とくに後者2つは、カタログ用の写真に求められる要素なので、3DCG制作を利用すれば効率良く高品質な写真を用意できます。
製品の3Dデータをお持ちなら、ぜひ3DCG制作の利用をご検討ください。
まとめ
カタログで製品を販売する場合、その売上を左右するのが製品写真です。形やサイズ、色、質感など、本来なら実物で確かめなければわからない要素まで伝わる写真を掲載することで、消費者の購買意欲を高め、安定的な売上を確保することができます。
とはいえ、そうした写真をカメラ撮影で用意するのは困難なこともあります。
そこでぜひ検討してほしいのが、CGによる製品写真制作です。CGならスタジオや機材の確保が不要なため、大きな製品・動かせない製品でも問題なく写真化できます。また、内部構造を断面や透視で表現することも可能なため、より詳細な製品写真に仕上がるでしょう。
パソナ日本総務部の「3DCG制作」なら、CGによる製品写真制作のメリットを網羅的に得られます。この機会にぜひ利用を検討してみてください。