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2024年10月09日 配信
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企業向け防災訓練のアイデア10選!自社に合った訓練で従業員の防災意識を高めよう

企業向け防災訓練のアイデア10選!自社に合った訓練で従業員の防災意識を高めよう
BCP,イベント,オフィス環境改善・施設管理

企業の義務のひとつである「防災訓練」。形式的な訓練でマンネリ化してしまい、年々従業員の参加率が低下していることにお悩みの企業もあるのではないでしょうか。
もし心当たりがあるのなら、防災訓練に新たなアイデアを取り入れることをおすすめします。

今回は、企業向けに防災訓練のアイデアやお役立ちサイトをご紹介します。あわせて、臨場感のある訓練が可能な、パソナ日本総務部のサービス「バーチャル防災訓練」もご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

ぜひ参考にしてみて!防災訓練のアイデア

形式的な防災訓練ばかり行っていると参加率が低くなるばかりか、従業員が主体的に考えて訓練しなくなり、いざというときに適切な行動を取れなくなる可能性があります。
そのため、企業の防災訓練には、以下でご紹介するような新しいアイデアを取り入れることが大切です。

1.地域連携型防災訓練

災害が発生したとき、周辺地域との連携が必要になることがあります。そのため、防災訓練の段階から自治体や地域と密にコミュニケーションを取り、関係性を深めておくと良いでしょう。
具体的には、地域の消防署職員を招いて防災訓練に関するアドバイスをもらったり、地域にある防災関連施設を活用したりするのがおすすめです。地域連携型防災訓練を通して地域社会と共通の防災目標を持つことができるため、いざというときに協力しながら行動ができるでしょう。

2.シナリオなしの防災訓練

一般的な防災訓練では「どのような行動をするか」が明確になっています。こうしたシナリオに沿って訓練することで、いざというときに混乱を防ぎつつ適切な行動が取れるようになります。

ただし、毎回シナリオに沿った防災訓練をしていると、被災時にイレギュラーなことが起こったとき迅速に対応できなくなる可能性があります。また、被災時に必ずしもシナリオ通りに行動できるとは限りません。
そのため、たまにはシナリオなしの防災訓練を実施してみるのも一案です。被災時の行動を従業員自身に考えてもらうことで、不足している防災指導や社内の防災対策における課題が明確になり、より意味のある防災訓練になります。

3.ワークショップ

従業員の防災に関する知識を深めるために、ワークショップを開催するのもおすすめです。
たとえば、応急処置や経路確認をはじめとする災害対応に特化したワークショップなら、実践的な知識やスキルの習得が期待できます。このほか、防災グッズ制作や災害を想定したクッキングなど、従業員が楽しみながら取り組めるワークショップもあります。これらを実施することで参加率の向上が見込めるかもしれません。

4.災害体験

いざというときに従業員がパニックになるのを防ぐため、煙や水害、地震などの災害を体験してもらうのも一案です。たとえば、無害な煙を充満させた部屋からの避難体験では、「煙は高いところに集まるので、かがみながら避難する」など、状況に応じた避難行動を理解できるようになります。
水害の疑似体験では、水圧で歩きづらくなることを肌で感じられるので、素早い避難の重要性を理解してもらいやすくなるでしょう。

5.災害VR体験

災害を再現するのが困難な場合は、VR(バーチャル・リアリティ)を活用するのがおすすめです。映像を視聴する形式ではあるものの、地震や火災を限りなくリアルに体験できるため、従業員一人ひとりの防災意識の向上が期待できます。

6.被災生活体験

大規模な災害が起きたときのことを想定して、被災生活体験を実施するのも良いでしょう。簡易寝具で仮眠を取ったり限られた物資で食事を用意したりすることで、「普段の生活とどう違うのか」「不自由な中でどうすればより快適に過ごせるか」を考えることができ、必要な準備を整えやすくなります。

7.応急手当訓練

災害時、救急車両の到着に時間がかかることがあります。待っている間の処置が生死を分けることもあるので、万が一に備えて従業員が応急手当の知識・スキルを身につけておくことも重要です。
たとえば、AEDの設置場所や使い方を指導する「AED講習」、意識・呼吸確認から胸骨圧迫・起動確保・人工呼吸まで一連の流れを指導する「心肺蘇生法講習」などを実施すると良いでしょう。

8.防災街歩き

従業員と一緒に避難場所や避難経路を確認しながら街歩きをするのも、おすすめのアイデアです。危険な場所も把握できるため、事前に対策を練ることができます。
街歩きで気づいた点を地図にまとめれば、企業独自の防災マップが完成します。参加者以外の従業員に共有することで、いざというときに共通認識のもと避難行動ができるでしょう。

9.防災運動会

身体を動かしながら楽しく防災について学べる、防災運動会を実施するのも一案です。災害関連のクイズに答える「防災クイズ」や、消火活動や心肺蘇生などの課題に取り組みながらゴールを目指す「防災障害物リレー」などの競技を通して、実践的に防災に関する知識を深めることができます。
オフィスの周辺環境や想定する災害に応じて競技内容をカスタマイズすれば、より効果的な防災訓練になるでしょう。

10.防災謎解き

防災謎解きは、防災運動会と同じく楽しみながら防災について学べるのが特徴です。ゲーム要素が強いので、一般的な防災訓練に比べて従業員の参加率が高くなることが期待できます。
謎を解く鍵を“防災に関する知識”にすれば、仮に不正解になったとしても正しい知識を習得する良い機会になるため、従業員の防災に関する知識の底上げもできるでしょう。

新しいアイデアを採用してよくある防災訓練の問題点を解決する

防災訓練

一般的な防災訓練の問題点は、上述したようなアイデアを採用することで解決できる可能性があります。

マンネリ化から脱却できる

同じような防災訓練を繰り返していると、従業員が慣れてマンネリ化してしまうことがあります。
防災訓練に新しいアイデアを採用すれば、新鮮な気持ちで訓練に取り組めるようになるため、マンネリ化から脱却できるかもしれません。またアイデア次第では、実際に災害が発生したかのような緊迫感のもと訓練できるでしょう。

情報を更新しやすくなる

日本各地で毎年さまざまな災害が発生しています。防災訓練の内容はその出来事を踏まえて都度アップデートしていく必要がありますが、それができていない企業も少なくありません。
防災訓練に新しいアイデアを採用することは、いわば内容の見直しです。実際に起きた災害をもとに内容をブラッシュアップするきっかけになるため、時代に合った防災訓練ができるでしょう。

イレギュラーな状況に対応できるようになる

同じような防災訓練を繰り返していると、実際の災害時に“訓練にはなかったイレギュラーなこと”が発生した場合に、迅速な対応を取ることができないかもしれません。
防災訓練の新しいアイデアには「シナリオなしの防災訓練」や「被災生活体験」「応急手当訓練」など、イレギュラーに備えるための訓練もあり、これらを採用することで現場で活かせるノウハウを習得できるようになります。

要チェック!防災訓練を実施する際に役立つサイト

防災訓練を実施する際は、以下でご紹介するサイトもぜひ活用してみてください。

国土交通省:防災ポータル

防災ポータルは、さまざまな防災情報をまとめたポータルサイトです。ハザードマップの確認から命を守るために必要な知識の習得、避難所の検索までできるので、防災訓練の内容を考える際に役立つでしょう。

総務省消防庁:防災・危機管理eカレッジ

防災・危機管理eカレッジは、防災・危機管理に関するインターネット上の学びの場です。これまでに日本でどのような災害が起きたのか確認できるため、傾向から対策を練ることができ、その内容を防災訓練に取り入れることができます。

消防防災博物館

消防防災博物館はインターネット上の仮想博物館であり、過去の災害記録や被災時に活用できる支援制度、災害種別ごとの災害基礎知識などを確認できます。防災訓練の事例もまとめられているので、参考にすることもできます。

最新技術を活用した「バーチャル防災訓練」もおすすめ

今回ご紹介した防災訓練のアイデアのうち、災害VR体験に興味をお持ちなら、パソナ日本総務部の「バーチャル防災訓練」をぜひご利用ください。

バーチャル防災訓練とは、仮想空間上で災害シナリオを再現し災害時の適切な対応を学ぶ、新しい訓練のアイデアです。一般的な防災訓練では危険で採用が困難な災害体験をVR/ARで実現します。
インターネット環境があれば場所や時間を選ばずに訓練ができるので、従業員の多忙なスケジュールに合わせて防災訓練を実施することができます。また、VRだからこそ災害状況をリアルに再現でき、たとえば「什器や荷物が避難経路を邪魔する」などのリスクも把握可能です。そのため、避難計画の見直しにも役立てられるでしょう。

「防災訓練のマンネリ化から脱却したい」「イレギュラーな状況にも対応できる防災訓練を実施したい」という場合は、ぜひバーチャル防災訓練の利用をご検討ください。

まとめ

防災訓練

防災訓練は企業の義務であり、従業員の安全を守り、事業の継続を支えるためには欠かせません。しかし、形式的な防災訓練ばかり行っていると参加率が低くなるうえに、従業員が主体的に考えて訓練しなくなり、実際の災害状況下で訓練のノウハウを活かすことができなくなります。そのため、企業の防災訓練にはこまめに新しいアイデアを取り入れることが重要です。今回ご紹介したアイデアを参考に、ぜひ自社の防災訓練を見直してみてください。

防災訓練がマンネリ化している場合は、新しいアイデアとして「バーチャル防災訓練」に目を向けるのがおすすめです。この機会にぜひ利用を検討してみてください。

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